2009-01-01から1年間の記事一覧

ソヴィエト的クリスマス

クリスマス。赤い服を身に纏った労農人民が、富の再分配になぞらえて子供達にプレゼントを分け与える革命的行事。そんなことはどうでもいい。 ロシアのクリスマス ロシアのクリスマスは12月25日ではなく1月7日。これはまぁ常識であろう。ロシア正教会は現在…

祖父と真珠湾と指宿と

今日は12月8日。ジョン・レノンの命日と言いたい所だが、やはりここは真珠湾攻撃の日。これは譲れない。そして僕の大好きな母方の祖父ちゃんの初の実戦の日でもある。あの日一緒に飛び立った戦友は、みんな自分より二階級上になってしまったと祖父ちゃんは嘆…

階級闘争

階級闘争(かいきゅうとうそう)とは、トランプを使ったゲームの一つである。 概要 階級闘争とは、カードをプレイヤーにすべて配り、手持ちのカードを順番に場に出して早く富を再分配することを競うゲームである。一般的に4〜6人程度でプレイするのに適して…

第三世界のG3ライフル

第三世界って言い方もどうかとは思うんですが、地域的にはうまいこと一致するので、語弊があるなぁとは思いつつも今回は使用。さて、表題の話。 いわゆるテロリストとか言われる人たちとかが持ってるイメージのカラシニコフなわけですが、事実アフリカの資料…

あなたはチリ・クーデターを知っていますか?

9.11と言うともはやJKというか、それが一つの単語かのように想起するのは倒壊するWTCですが、僕の中ではチリとアジェンデです。 チリ・クーデターって知っていますか? 南米はクーデターとか日常茶飯事のイメージ? 多分名前くらいは聞いた事がある、ピノチ…

祖父の話

ハイクなんかでは結構話しているんですが、終戦記念日前なので、僕の大好きな母方の祖父ちゃんの話。 母方の祖父ちゃんは予科練甲飛出身の零戦乗り。別に軍人の家系でもなく、飛行機に憧れていた訳でもなく、入隊理由は食べていくため。祖父が2歳の頃に実母…

ソ連視点で見る大祖国戦争-第二次世界大戦前後 その3

間が空いたから、前回どこまで書いたか忘れてた。 ソ連視点で見る大祖国戦争-第二次世界大戦前後 その1 ソ連視点で見る大祖国戦争-第二次世界大戦前後 その2 ドイツの欧州侵攻まででしたね。この後の大祖国戦争の経緯をだらだらを話すのも面白いんだけど、…

今週の気になる

Northerner『The Ridings』 レーベル:Home Assembly Music Durutti Column。一言でいうとそんな感じ。 Lucid Dream『Recoverd Data 1995』 レーベル:Phthalo Recording Co. もはや古典。John Tejadaのソロプロジェクト、Lucid Dreamの95年リリースアルバム…

今週の気になる

Clubroot『Clubroot』 レーベル:Lo Dubs シンセ打ち込みベース系。Burialみたいな感じ。閉塞感だらけのダンスミュージックとかそんなん。 Venetian Snares 『Filth』 マイスペ:http://www.myspace.com/venetiansnares レーベル:Planet Mu 4月くらいにリリ…

今週の気になる

別の場所で知り合いとやっている音楽ネタのサイトで基本的に音楽の話は完結させてるんだけど、ここではメモ的に気になるものを羅列。立ち位置はエレクトロニカ界隈。よく分からんけどテクノも入るかもしれない。 アーティスト、レーベル、タイトルなど。レビ…

クローネンバーグすげぇ その1

優れた作家は最初が飛び抜けてる。もちろん、最初だけ飛び抜けて消えるのもいるけど、消えた奴なんか知っちゃこっちゃないのである。今現在存在していて、知られている作家の中でってことだ。 定番ならスピルバーグで、テレビ用だった『激突!』が劇場用に制…

Twitterで眺めてるアカウントまとめ

友達いないので個人のユーザーさんと殆ど繋がりがないんですが*1、その代わりにあっちこっちの団体とかフォローして眺めてます。これが結構面白い。自分が喋らなくてもいいし。なんか面白いアカウントがあったら是非教えてください。 以下僕が見てるもの。 …

オススメゾンビ映画番外編 ― 明後日へ向かう英国ゾンビ

今日は水野節はなしでさくさくいっちゃうからね。 英国と言えばホラー。ホラーと言えば英国。ハマー・フィルム・プロダクションを知る人は誰だって当然そう思うはず。なんてったってピーター・カッシングとクリストファー・リーって二大怪奇爺さんがいたんだ…

オススメゾンビ映画 ― 正しいゾンビ映画の楽しみ方2

ごきげんいかがですか? 水野晴郎です。昨日に引き続いて、今日も特別企画で、素晴らしいゾンビ映画をたっぷりと楽しんで頂こうと思います。 (中略)鏡を使ったりですね、ハイテンポのパンフォーカスを使ったりですね、このあたりの映像のテクニック、たっ…

オススメゾンビ映画 ― 正しいゾンビ映画の楽しみ方

ごきげんいかがですか? 水野晴郎です。さあ、今日は特別企画で、素晴らしい映画をたっぷりとご紹介していこうと思います。 皆さんお待ちかねのゾンビ映画です。ゾンビというとですね、腐ってしまってこんな風にドロドロになった動き回る死体を想像するかも…

デクスターが面白い件

なんか病欠中にSNS更新してたら首が飛んだりするらしいのだが、勤務中にプラモ買いに行くアホがここにいるのでおkおk。首が飛んだらどうしようかなぁ。プロゲーマーになるか。 そんなことはどうでもよくて、最近はプラモ買いに行きながらもそこそこまじめに…

電子音楽などなど自分語り

友人の手伝いでMIXアルバムに参加させていただくことになり、7月リリースが決まってホッとした次第です。当然直接お礼はお伝えしましたが、ここでも改めて、本当にありがとうございます。 MPCにしてもEmpathにしてもXONE:62にしても、何だか身の程をすぎた機…

鬼おっぱい大バレー戦略

ごきげんいかがですか? 水野晴郎です。 さあ、今日も素晴らしい映画をたっぷりと楽しんで頂こうと思います。 皆さんお待ちかねの『憲兵とバラバラ死美人』です。(中略)このあたりの映像のテクニック、たっぷりとお楽しみ下さい。ごゆっくりとどうぞ*1。 …

ソ連視点で見る大祖国戦争-第二次世界大戦前後 その2

英仏を巻き込んでの集団安全保障構想が挫折したのが前回までのお話。ここまでで覚えておきたいのは次の2点。 イギリスはソ連邦を快く思っておらず、むしろ敵視している節すらある*1 1930年代後半〜40年代前半のソ連邦は拡大膨張を意図していない*2 この2点は…

ソ連視点で見る大祖国戦争-第二次世界大戦前後 その1

米露中日に囲まれて恐怖のあまり核兵器に手を出すというのは、微妙に今回のお話に似た感がある。まぁソ連邦よりはるかに計算が拙いけど。 そんなことはどうでもよくて、1938年頃のソ連邦の気持ちになってみたい。「おーしゅーじょーせーはふくざつかいき」と…

なんとかしてよベセスダさん

ハイクでもぼやいていたのだけれど、本格的に悲しくなってきたのでダイアリーで嘆いてみる。 事の発端は50時間ほどプレイしていた「Fallout 3」がフリーズしたところから始まる。まぁこのゲームよくフリーズするので、再ロードしてプレイし直す、ということ…

ソ連で分かる〜

というシリーズを妄想したのだが、まるで何も思いつかん。 何せ、ソ連以外のことが解説できないからな!

ガチリア再び

どうもガチリアです。 第二次大戦中のイタリアと言えば、やっぱ大戦後期の分裂ですね。ドゥーチェが失脚したあと、勝手に無条件降伏してしまい、キレたアディおじさんは連合軍に占領されていなかったローマ以北をイタリア社会共和国*1として、親独の傀儡国家…

Fallout 3とか

Fallout 3なかなか面白いです。よくできてるし、世界観づくりが上手いんですよね。作業感と制作者に遊ばれてる感もよく両立してるし。クリーチャーのキモさも素晴らしいし。もっとFPSっぽいかと思ってたんですが、確かにRPGですよ、これは。公式サイトの宣伝…

『権力への上昇 - ゲオルギー・マクシミリアーノヴィチ・マレンコフ死後20年によせて』

Власти Мьянмы отпустили приговоренного к тюрьме американца - МК かつての共産党の活動家ゲオルギー・マクシミリアーノヴィチ・マレンコフについては、あまり知られていない。スターリンの最も近しい戦友であった彼は、ソ連邦の歴史上最も謎めいた人物と…

翻訳

昨日の今日で、モスコフスキーのインタビューを徹夜気味で意訳してみました。 マレンコフの生い立ちから、スターリンとの会話、フルシチョフとの確執など、非常に貴重な記録です。是非翻訳して、保存しておきたいなと思った次第。記事についたコメントもなか…

父と子とか

かなり貴重なインタビューだと思うので、ダイアリーでも紹介。 Власти Мьянмы отпустили приговоренного к тюрьме американца - МК マレンコフの息子であるゲオルギー・マレンコフ氏へのインタビュー。ゲオルギーの息子のゲオルギーさんなので、ゲオルギー・…

砂漠で紅茶

結構アバウトな砂漠パスタ話だったのに、皆さんに読んで頂いたようなので、もうちょっと掘り進めて、「そもそも砂漠でパスタの元ネタは?」という所を攻めてみましょう。 そもそもイタリアってなんかグルメそうだし、しかも”あの”イタリアなんだからパスタぐ…

砂漠でパスタ

それはさておき、パスタですよパスタ。イタリアといえば砂漠でパスタだろーってどっかの模型誌とかミリネタ誌でライターが真面目に書いて、翌号で謝罪記事載せちゃうくらいにメジャーなネタですよ。 まぁどこまでがネタでどこからが事実か正直僕もよく分かり…

バルボ

ちょっと真面目にイタリア・ファシズムを調べなおしてたんですが、結局ドゥーチェとバルボとグラムシくらいじゃねーの、というオチ。英語の資料だと大体がバルボかグラムシなんですよ。イタリア語の資料なら大量にあるんでしょうけど、そもそもどういう言葉で…