落下線

ライフ0

ついにレコードの時代が終わる - ココロ社
アナログ盤オワタというか、まぁ主流では既になくなっていたけれど、クラブミュージックだとまだまだ主流な気がしてた。とは言え「便利な道具」として考えれば、データの方が便利なのよね。ロックの新譜とかはまだ売れてるんだろうか。中古ばかり動いてるような気がする。全体の売り上げが落ちてるのかどうかが気になったのでレコ協の年間生産数量統計*1を見てみる。これ新譜の動きになるんだろうけど。
http://www.riaj.or.jp/data/quantity/index.html
まぁ、過去にも売り上げが落ちていることはあるけど、ここ数年の落ち込みがなかなかでかい。着実に落ちている。ただ生産数ってのが単に工場から出荷した数なんかな。数値の出し方を知りたいんですが。99年に妙に上がっているんだけど、このとき何かあったかなぁ。ちょっと調べておく。
アナログのみで数量を見てみると、

オワタ。横ばいとは言えないよなぁ。もうやめて! アナログ盤のライフはとっくに(ほぼ)0よ!! ボコボコになったピストン西沢の姿が思い浮かんだ。しかし99年は何があったんだ? 邦盤がやたら伸びてる。

クラブミュージックの世界においては、CDが出てからもレコードは生き延びることができたのですが、ネット配信には徐々にシェアを明け渡しつつあるようです。レコードの新譜が発売されなくなる日もそう遠くないと思われます。冷静に考えてみて、「1000枚の塩化ビニール製の重い板をプレスして、小分けにして全世界に発送する」というビジネスは、割に合わなさすぎです。

ついにレコードの時代が終わる - ココロ社

もうオーダーメイド的な世界に入っちゃうよね。記憶媒体とか楽器(的に使う)のような道具としてではなく、完全にコレクション欲を満たす飾りのようなモノ。たまに道具としても使って、「おおっ」って思わせる。便利さじゃなくて歴史的価値みたいなもんが、今よりもさらに売りになるわけね。
滅茶苦茶凝ったジャケットやら盤のデザインにして、一枚ウン万円とかで販売。でもなくなりそうだと言われれば余計に欲しくなるし、これはこれで売っていける気はする。オーディオ機器みたいに一種の宗教的な部分もあるし。永遠の絶滅危惧種。多分ジャンルを問わず、将来的には配信9割アナログ1割くらいになって、CD死亡(すると思う)。「作る」って行為と「売る」って行為が直結してるようなもんだから、利益は出なくても回転は続けられるはずなんだが。逆に言えば、「売る」で稼げなくなると死亡か。
実のところ最近渋谷方面行ってないから*2、どの程度お店が減ってるのかもよく分かってない。ワルシャワの近くにDMRができたところまでは把握してます。それ以降の推移を誰か分かりやすく教えて。

*1:生産数量とあるんだけど国内生産数だよね? 海外統計もあるし

*2:と思ったけど、ブリスターにはちょくちょく行ってる