しかしみんな色んなことに造詣が深いな

入稿済んで油断していたら青焼き修正が待っていた。重大な修正はなかったので、月曜の午後一に版元に届ける事にして、金曜日の間に修正を済ませておいた。土日は色々やることがある気がしていたのだけれど、土曜日は結局何をやるでもなく過ぎてしまったよ。思いつく限りでも掃除と髭剃りの替刃買ったのと本読んでいただけ。何だかなぁ。あと企画書書いてたな。アップルパイ作ろうかと思ってリンゴは煮たんだけれど、生地作る気が起きなくて作ってないや。ちなみに作った菓子類は1人で平らげてしまうのだが、太るどころか最近体重が落ちてきていて不安。変な病気なのだろうか。
午後に企画を持ち込む予定だった版元の人に会ってきたけど、企画の話は盛り上がらず、結局延々世間話をしてた。部署のトップがウェブの編集の経験しかない人になって色々面倒らしい。
「ともかく直前に修正の指示とか出すんですよ。入稿間際とかに」
「へーぇ」
僕も一回その人と仕事はしたのだけど、入稿3日前にパワポで組んだデータが送られてきて「紙面構成変更です」とか言ってきたときは眩暈を覚えた。サイト更新とかのつもりで修正の指示出しちゃうんだろうなぁ。そうもいかんのよ。DTPで組むのだって一気にできるわけじゃないんだから。単純に作業の時間が短くなるだけならいいけど、考えたり精査したりする時間まで短くなってしまう(あるいは短くなると思い込む)のは勘弁してほしいなぁ。時間がかかることがすなわち無駄ってわけではないし。PCやネットを活用することで人間まで進化してるわけじゃないからね。とか言いつつ我が身を振り返ってみると、エントリーやコメントを大して推敲せずにポンポン上げていることが多々あるし、ECで衝動買いすることもあるなぁ。やっぱり考えないといけないね。

ウェブの編集者の考えるコンテンツは面白くないなんて聞くけど、長期的に見るとそういう部分はあるのかも。ウェブの編集者に限らず紙の編集者にしても持続性より一過性、広がりを考えるよりも流れに乗ることを考えるって風潮はある気がするし。余裕を生むための利益を上げる方法っていうのがメインになりつつあるんだよなぁ。受け手に合わせていくとそうなったって側面もある。実際、ケータイ小説とかネット系書籍なんかはそれ以上どうにもならないそこまでで終わるネタだし、20年後に読んでみると感動するとかそういうこともまずない。難しい。でかい花火を打ち上げて目立つっていうのも大事だけど、やっぱり広がり生むような拡張性のあるコンテンツに関わりたいとも思う。リアルタイムっていう要素にしても、その一瞬だったから面白いものであって過ぎ去ってしまうとなんでもなくなるし。印象が鮮烈で一瞬が記憶になる場合もあるのだろうけどね*1。まぁ、僕としては30年間新宿でゴミ拾いをして新聞に載るより、全裸で新宿の街中に飛び出していく方*2が好みと言えば好みですが。



やることリスト

ともかくだらだらと土曜日は過ぎ去ってしまったので、日曜は何かしたい。基本的に何かを積極的にするタイプではないのだけれど、何もしていないとそれはそれで落ち着かない。適当な人間なのです。冷静にやろうとしていたことを思い出してみたのだけれど、

  • 新幹線の切符を買う
  • 冬用に暖かいズボンを買う
  • セーターも買いたい
  • 本棚の整理

の4点が特に重要な気がする。とりあえずズボンとセーターを買いに行こう。ズボンのことをパンツって言うのが苦手なのよね。パンツ。やっぱり駄目だな。ボトムスならいいんだけど。ボトムス。ボトムズ。違うぞ。



結果

リスト達成率25%。セーターは良いものがなかったので買わなかった。ズボンの方は知り合いのお店に行って散々悩んだ挙句ジーンズを一本買いました。ズラズラと色んなメーカーのものを出してくれると何だか申し訳ない気になってしまうので、僕にはかなり有効なセールス手段。4〜5本出されるともう堪えられなくなる。とっかえひっかえ履いてみた結果、生デニムなる生地のなんだか質実剛健で無愛想なcrateというメーカーの物を買ったんだけど、これがなかなか気持ち良い。粘りがあるというかストレッチとかではないのだけれど、しっとり足に馴染む感じ。見た目もシルエットも飾り気がないのも気に入った。ボタンにロゴもなく、ジーンズにはお決まりのレザーのタグもポケットの縫い模様も何もない。無愛想。そこが惹かれる。強いて難点を挙げるとやたらサイズが細い。29で28くらいの太さしかなくて焦る。これが履けなくなったら肉が付き始めたということだろう。

*1:東京オリンピックが忘れられないじーさま方とかね

*2:あくまで例え