掃除

大掃除

なんと言うかね、汚いんですよ。自分の部屋が。特にね、積んである本。って考えるようにしようとしてるんだけど無理だね。無理無理。落ち着くんだよ。なぜだか分からないけど、自分の脳内で安心する物の決まった配置みたいなのがあって、一度何にもないくらいに掃除したことがあるんだけど猛烈に不安に襲われて元に戻した。ゴミとかは捨てたけど。この場所にはベルバラが積んであるべきとか、この棚にははみ出すほどにレコードが詰め込まれているべきとか脳内ルールがある。なんでベルバラだけ固有名詞なんだ。ただし、でたらめに積んだり並べたらダメ。きっちりとサイズ揃えて積むなり並べるなり。
すると超安心。面倒なのはホコリだけど、まぁこまめにモワモワしたシートみたいなのでぬぐえばよい。なんだ。今年もすることないや。でも職場の机もちょっと汚い。年末にドッと入稿があったのでゲラが積まれている。まぁ、このゲラにも積み方があってですね(ry。ゴミは残しても今年の仕事は来年まで残さないぜ。あ、布団干してない。
汚いと言うと今年の夏ごろから一緒に仕事してた版元の編集者の人の机が汚かった。はっきり言うと編集部全体も雑然としていて汚かった。赤字も汚かった*1。編集者に限った話じゃないと思うけど、できる編集者の人の机って綺麗なんですよ。確かにかなりヤヴァイときはゲラとか散乱してるけど終わるとばっさり捨てる。環境保護団体大激怒。ええ。もうバッサバッサ捨てますよ。一部裁断してメモ用に使いますが。
で、まぁゲラだけならまだしも読んでなさそうな書籍から空き缶、なぞのゴミまで散らかっていて汚かった。ゲラをずっと置きっ放しにしてると、なんだか汚くしててもいい気がして、ゴミとか溜めがちになる人結構いるんだよなぁ。ゲラはチェックする必要があるけど、空き缶はチェックしないだろう。それを職場の全員が思っちゃうとだんだんと仕事にも影響してくるんだよ。マジで。痛感した。打ち合わせすっぽかしたり、DTPできないのにやるとか言っちゃったりするよ。4ページを4時間かかるとか、だったら初めからこっちに放ってよ。やるから。そんなこと考えて色々読んでたら結構痛いなこれ。

「職業メディア人」、あるいは、「フルタイムパブリッシャー」は、ますます、アマチュアパブリッシャーと差別化をはかる努力が必要な時代になるでしょう。
これまでは、「出版社、ないしはその他メディア関連企業に入社した」がメディアにおける特権的な身分を保証したかもしれませんが、凡庸な企画しか出せず、文芸といえば村上春樹くらいしか読まず、他言語に通じているわけでもなく、プロデュース能力やマーケティング能力に長けているわけでもない「凡人」サラリーマンのつくるメディアよりも、業態こそ違え、社会経験豊富な専門家の送りだすメディアのほうが魅力的な時代です。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20071128/141759/?P=2&ST=sp_web

別にそれが全面的に正しいとも思わんけどね。質にもよるわけだから。自称専門家にメディアとやら乱発されても意味不明になっちゃうだろう。
でも編集者は確かにねー。編集者なんか余ってるのに、出版社にしかいたことなくてプライドがあって、しかも編集しかしてないから他にも行けなくて、下に下に落ちながらずっと出版社にしがみつく人多いのかな。僕なんて編集「作業」しかできないから、身の振り方とかもう少ししたら考えなきゃいけないんだろうけど、作業すらできないしセンスもないならなんで版元にいるんだろう。やりたいことがある*2? 版元でやりたいことを自由にできる編集者は、「できる」編集者だけだぜ。

*1:個人的に尊敬している某社の某編集部長は滅茶苦茶見やすくて綺麗な赤字で感動したので、僕は送られたゲラを今でも保管している

*2:もしくは版元でしかできないことがある