なんで初音ミクに全然興味が湧かないか分かった

イギー・ポップの"The Passenger"聴いてて気がついた

巷でこれだけ色々言われてるのに、聴いてみようとか、そういう気がこれっぽちも起きない。マジで1回も聴いたことがない。もちろん、エロ同人でオナヌーとかもしてない。コレは異常。どんなもんでも音が流れれば聴いている僕がここまで関心を持てないのは異常。アイマスだって持ってはいないけれど、ニコ動とかできっちり追ってるのに。それが気になってずっと考えてた。
そんで気がついた。あのヴォーカルは死なないんだ。ベースやギターやドラムやキーボードを担当する人、つまり「歌わせてみた」人たちはいつか死ぬんだけど、歌ってる彼女は死なない。永遠に。ロジャー・ダルトリーが死んだ後も永遠に生き続けるピート・タウンゼントと存続し続けるThe Whoとか想像してみ。なんと言うか、違和感というかそういうのがあるでしょ。
存在しない、ってのとは違う。名前がついて、実際に歌っている以上、存在はしてる。存在しなかったら「歌わせて」みることはできないし。上手く言えないんだけど、イアン・カーティスの歌声は確かにレコードやCDに残っているけど、彼はもう存在しない。僕らの心に生き続けるよとかそういう話とは別で。今までそんな風に感じたことはなかったんだけど、ここまで初音ミクってソフトが人物(?)として存在するようになって、僕は半人間みたいに初音ミクを認識してるんだろうな。
(半)人間なのにあの子は死なない*1。妙な奴だ。やっぱり人間じゃないのか? 避けよう。となっていると思われる。意識しているにせよ、無意識にせよ、音を聴くっていうのは、その音の裏に人間を感じる行為でもあると思うのですよ。だから、人間じゃないようで人間のようでもあるものに違和感を感じて、回避しているのかなぁと思う。
今後もうちょっと考えてきちんと書きます。

*1:ソフトが壊れるとかは「死」じゃないと考えますよ