ガチリア その2

放送中止とか聞いてびっくりですよ。いや、ガチリアじゃなくてヘタリア。どうしたんでしょうね。

さて、そんな巷で大人気な話題から離れて一人脳内妄想です。ガチリアです。まだマイブームが続いているので、本気で設定を考えてみましょう。予め断っておくと、BLとかそういうの無理です。あと、世界史って高校の頃に勉強してたはずなんですが、ミリネタで肥大した脳みそはすっかり限界です。第二次世界大戦に絞って考えさせてください。ぎりぎり第一次もいけるけど。そもそもミリネタ限定なんですが。

ガチなイタリア

さて、まずイタリア。ガチリアなので当然イタリアから攻めましょう。国の擬人化ってことなので、その国のイメージを色んなエピソードから膨らまします。主にミリネタで。

  • 実は最強説

そもそも、三国同盟成立時、イタリアって世界最強だって考えられてたってご存知でした? 少なくとも、フランス、イギリス、ドイツよりは強国であるって考えられてたんです。だから、ドイツとイタリアの同盟ってのは超恐怖だったんです。この時点で既にガチ。
で、なんで”あの”イタリアがそんな風に見られていたかと言うと、エチオピアに勝ったからです。はぁ? と思うかもしれないですが、エチオピアがこれまた当時は世界から「アフリカの虎」として恐れられてました。なんせ当時のアフリカで唯一の独立国。ゲリラ戦に秀でて、アフリカ各国に傭兵として出向いていたエチオピア兵ってのは実際かなり強かったんです。そんなエチオピアに毒ガスで切り抜けたとは言え勝ったわけなのです。イタリアは。それにイタリアはドイツと並んでスペイン内戦に軍を派遣した国。実戦経験は超豊富です。これで強くないわけがない、ってまぁ普通は皆考えます。

  • やっぱ弱ぇ

評価が一気に崩壊するのはフランス戦。え? イタリアってフランスと戦ったっけ? 戦いましたよ。ドイツのフランス侵攻を見てたドゥーチェは、「え、ドイツすげぇじゃん! 俺らも行こう!」ってふと思い立ち宣戦布告。でも思いつきだったので、全然準備とかできてなくて、1週間ほどぼんやりしたあと、あたふたとフランスに殴りこみます。フランスはびっくりですよ。「え? イタリア?」みたいな。
2個師団に追い返されました。イタリアが。追い返されたどころか、北イタリアまで侵攻されて「超ヤベェwww」とか思ってたら、何とかフランスがドイツに降伏してくれたわけです。ガチですね。

  • 顔はバルボ

とまぁ、ここまででも強いんだか弱いんだか分からない国ですね、イタリア。大まかなイメージとしては、「強そう」「でも弱い」「ファシスト」。ダラダラ書いたわりには適当なイメージです。今さっくりとこのキーワードで思い浮かぶガチリアのイメージは、イタロ・バルボ。四天王*1のバルボですね。空軍大臣。

なんかイタリアっぽくないですか。色男っぽくて、ファッショな感じ。喧嘩じゃ強そうだけど、戦略なんてこれっぽっちも考えられそうもない面です。

ドゥーチェとバルボ(左)。なかなかワイルドな感じでかっこいい気もします。そもそもドゥーチェの側近だったわけで、第二次大戦時の「イタリアの擬人化」的にはしっくりきませんか。そうですか。
ということで、脳内ガチリアはバルボの顔で決定*2です。
でも、バルボだけだとファッショなイメージしか想起できないわけで、そうなってくると大戦末期に見せた、都市国家の時代から磨いてきたしたたかな、正にマキャベリズムを地で行く動きがちょいと光りません。ファッショなイメージは大戦末期になればなるほど英雄的な感じになって、最後は滅んでいくわけですが、それとは別にいつの間にやら戦勝国になったあのイメージがあるわけです。さてさてそいつをどうするか。

  • オマケ


老けてむっちりしたバルボ。なんだかサッカー解説でよく現れるジョン某な雰囲気がなきにしもあらず。まぁあくまでイメージなので、若く精悍なままのバルボ君でいてもらいます。

*1:ファシスト党四天王。ムッソリーニを初期から支えた4人の幹部のことです。とりあえず今はバルボがその1人だったと頭の片隅にでも。

*2:ただしバルボは1940年に不審な飛行機事故で死にます。一説にはドイツとの同盟に反対したバルボをドゥーチェがウザがって暗殺したとも言われます。