鬼おっぱい大バレー戦略

ごきげんいかがですか? 水野晴郎です。
さあ、今日も素晴らしい映画をたっぷりと楽しんで頂こうと思います。
皆さんお待ちかねの『憲兵とバラバラ死美人』です。(中略)このあたりの映像のテクニック、たっぷりとお楽しみ下さい。ごゆっくりとどうぞ*1


こんな映画ごゆっくり楽しんだ日には、大蔵貢氏に殺意が湧くに違いない。そういや大蔵貢さんというと『明治天皇と日露大戦争』とか『生首奉行と鬼大名』とかタイトルがストレート過ぎる人だった。タイトル見ただけでまずどんな要素が出てくるか分かる。『おっぱいバレー』だって大蔵さん的に解釈するなら、猟奇事件の匂いがするバレーだ*2。まぁ、ストレート過ぎるくらいならまだ可愛げがあるけど、『性本能と原爆戦(PANIC IN YEAR ZERO)』とかになると何が何やらわけワカメ。直訳ですらねぇ。
だいたい1970年代くらいの日本人の邦訳センスはぶっ飛んでる。パンターロンメル戦車とか言い出したあたりからぶっ飛んでるが、『屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の』とかになると、もはや別次元だ。エド・ウッドの映画かなんかにしか思えん。
別次元ってほどじゃないし何となく意味は分かるが、センスの問題として『空軍大戦略』は却下。何の映画かさっぱり分からん。空軍がなんかすごい戦略を練ってることがおぼろげに分かる感じ。でもさ、個々の空戦のエピソードが入り交じった映画だし、どこにも戦略を感じないんだよなぁ。多分『空軍大戦術』って考えたけど、語呂が悪かったんだろうなぁ。はなから『バトル・オブ・ブリテン』で良かっただろうに。



『空軍大戦略』ってタイトルが似合わないかっこいいOPシーン


バルジ大作戦(Battle of the Bulge)』はまぁ、ニアピンでよしとしよう。そのまんまだし。そのまんまだけど何故かかっこ良くなった例としては『ビスマルク号を撃沈せよ(Sink the Bismarck!)』と『死刑執行人もまた死す(Hangmen also die)』あたり。『遠過ぎた橋((A Bridge Too Far))』も直訳だな。『大脱走(The Great Escape)』もカタカナで『グレート・エスケープ』とかされるよりは、軽妙な雰囲気があって良い感じ。逆に『大侵攻(Play Dirty)』は何がでかいのか分からん。マイケル・ケインがでかかったから? 中隊くらいの人数で大侵攻は厳しいだろ。『パットン大戦車軍団(PATTON)』はちょっとごちゃごちゃし過ぎ。これは原題通り『パットン』で良かったと思うなぁ。
大体この頃の戦争映画は「大」か「鬼」が付くんだよな。『鬼潜水艦わるさわ大作戦』とか『大菩薩峠鬼戦術』とか『鬼池田大作戦』とか、それっぽいでしょ。


あ、水野晴郎と言えば『史上最大の作戦(The Longest Day)』だ。『一番長い一日』って訳も微妙だし、これは晴郎の勝ちかなぁ。

*1:この人そういや、自分のシベ鉄を「素晴らしい映画」って言い切ったよなぁ

*2:胸を切り取られた女性の変死体が見つかって、犯人が学校の体育館で切り取った胸を貼り合わせたバレーボールでバレーしてる話。ひぎゃああああああ超KOEEEEEE