思+考=寝
当たり前のことかもしれないが
なぜ「ニコ動」は盛り上がり、「Second Life」は過疎化するのか - ITmedia
まぁこのITmediaの記事はどうでもいいんだ。考えてるうちに全然関係なくなったので読まなくてよい。ただセカンドライフとかで思ったのは、「今〜がどうたら」ってニュアンスでネットの物事が語られる時にほぼ必ず「今や日本でもこれだけPCが普及してるんです」みたいな形で理由の強化を図ってる場合が多いんだけども、普及率と利用率って違くない? リーダー使って毎日色んなネタ拾って読んで、日々ブログとかでエントリーに「僕はこう思うよ」と綴って、テレビなんかほとんど見ないでTwitterで独り言を流す人が一体どれほどいるのか。正直まだまだ少ないよね。ほとんどの人は仕事のメール見て、ワードとエクセル使って、乗り換え情報と天気くらい見て終わってるはず。ブログ書いても2週間に一回くらい、昼ご飯のこととか書く。だからまぁ、利用はしているにしてもフル活用ではないというか、少なくともネットの利権関係者が期待してたり妄想しているほどには利用されてないと思うのよ。ただでさえ思っているほどに人がいないんだから、よほど工夫して面白いもの作らないとそりゃ閑散とするだろうし、逆に情報が伝わるのが早い分当たれば爆発的に当たる*1。
情報のシェアがどうのとか言っても、大体みんな価格.comで値段見てレビューちょろっと見て買って終了でしょう。誰がどれほどシェアしてるのか。影響力とか言ってみても、全国的に話題になったりするのは4マスに出てからでしょ*2。ネットの中だけでの話題は局所的過ぎて、影響力とか言うほどのものでもないし*3。色々面倒くさいのも大きい。面倒なことをいろいろ覚えて使いこなすことで選ばれた1人になるくらいなら、その他大勢でいいやって思う人の方が実の所はるかに多い。ただこれは、僕も色んな面倒なことを放置して別の何かに力を注いだりしてるから、なにもネットに限った話じゃないけれどね。
自分の親とか上司とか見てれば分かりやすいかもしれない。僕の母親なんか全てのサイトを「アレが」って言うからな。どのアレかと。そもそもなんで実際に見たはずのサイト名を把握できないんだ。ともかく、普及率と利用率のギャップというか、イメージと事実の違いというか、これは当たり前なのだけども、結構都合よく忘れられたり、無視されたりしてると思う。僕も職場では周りの人たちは僕以上にネットもPCも使いこなしてるから忘れてるけど、学生時代の友達とかと話している時に「ググる」とか言うと通じなくて気がつかされる。
ネットにそれなりに浸かってる人は、僕も含めてかなりコミュニケーション欲求の強い人だと思うんだけど、世間の多くの人は週末の夜の飲み会なり、近所の人との雑談なり、喫煙所でなり、ある程度満たして満足しているんじゃなかろうか*4。そんな人たちにはセカンドライフもTwitterもニコ動も、さほど魅力的には映らないんじゃないかなぁ(認知程度はされたと仮定して)。まぁ、セカンドライフの場合はやってることが普通につまらなすぎてどうかとは思うんですが。バーチャルな東京とか誰が行くんだろうな。東京に住んでる人は全く魅力を感じないだろうし、地方の人だってバーチャルで行くくらいなら多少のお金出して行くよね。結果的に繋がっている時間や使い方は限定されてくるから、ネットの情報ではあまり金にならなくなってくる(買われない)。今でも形のある情報がそこそこ売れる*5。でも都市部と地方では密集率やら時間の使われ方が違ってくるから、欲求の度合いも違ってくるか。
やべぇ。チラシの裏過ぎて何言ってるかさっぱり分からん。まぁ、こういうことができるからこそ、ネットの利用率がもっと上がるようにすれば面白くなると思うわけですよ。