新春のお喜びがどうたら
テンションが上がらない
巷では編集者の人がいろいろ書いたりして、いろいろ盛り上がっているらしい。そもそも批判するとかしないとか、そんな話に行き着く前に、僕が気になるのはのは脱稿が予定通りかとかライターさんは生きているのかとか入稿間に合うのかとかといった、小さくて狭くて生々しい部分の話。入稿済んでしまえば正直あとのことは気にならない。うーん作業しかしていない最下層的発想。僕の人間の小ささがよく表れていますね。批判されようが絶賛されようが売れたら勝ちだと思うんだけどダメなのか。あ、でも関わってる書籍が実用書とかばっかりだから文芸書とかマンガとは批判の意味合いが違う部分もあるな。批判される実用書ってつまり実用書の体をなしてないってことになるし。そんなものは僕としても作りたくない。
読む側の僕としては、書籍を購入する上でそもそも書評とか参考にしないんだよなぁ。ああ、この人はこの本からこういう考えを得たのかとか思うことはあっても。書籍の存在を知るきっかけにはなっても、購入の判断には使わない。古い人間だからなのか、書店でさらっと読んでみて買う。あるいは装丁が気になって中身そっちのけだったり、好きな著者のもの。みんなそんなもんじゃないのかね。わざわざ面白くなかったとかエントリで書く気も起きないし。そもそも版元の人間や著者がネットの書評ごときを気にしてるのかなぁ。全く気にならないと思うんだけど。僕が鈍感なのか、物書きが繊細すぎるのか。ネガ批評を出した人が著名人とか大物ならともかく。有象無象のネガ批評なんて別にねぇ。それとも小さな書評も集まれば、てことなんかな。
ちなみに最近の見た目買いの例だと、阿川弘之の「断然欠席」の2004年版を見かけたんだけど、カバーの装丁が面白くて中身読まずについ買ってしまった。結果的に中身もそこそこ面白かったのでよかった。見た目だけだと吉川英治の「定本 宮本武蔵」の超でかいやつも見た目買いだった。六興出版が84年のNHK大型新時代劇の「宮本武蔵」放映に合わせて出したもの。収納ボックスのイラストに描かれていた武蔵役の役所広司がやたらかっこよかったのと、朱美役の池上季実子のイラストがなんだか素敵だったから。池上季実子ってこんなに可愛かったかと思ってイメ検したらなんというかなんだった。二次元の力って偉大。中身は知ってたから正確には見た目買いじゃないんだけども。
なんにせよ編集者の著者コントロール能力だろうな。批判に晒されているとき、大絶賛されてバカ売れしているとき、どういう状況でも編集者は上手いこと著者をコントロールしなくちゃいけないはず。メッセンジャーボーイの仕事や紙面の調整ならバイトの人にだってできる。それ以上の部分でも仕事しないと。ネガ批評で死にそうになっているならフォローするし、ダメ書評とやらで質が落ちてるなら何とかするのも編集の仕事だろう。テンション下がってるライターやら著者を盛り上げるのなんて編集者の一番基本的な任務だと思うんだけどね。
ゲオルギー
ところでジューコフ元帥の回想録を探しているんだけど全く見つからない。「ヨーロッパの解放」のネタ元とか聞いた記憶がある。マンシュタインよりジューコフ派です。ウソです。マンシュタインの方が好きです。でもジューコフの大雑把さがたまらない。ジューコフって名前が頑丈そうでたまらない。勲章(笑)。なんとなく言ってみた。ジューコフのドキュメンタリー番組とかBBCあたりでつくってくれないかな。「Space Race 宇宙へ "冷戦と二人の天才"」のNHKの吹き替えは神がかっていたので期待しているぞNHK&BBC! 作れよ。パットンとジューコフを足して2で割るとすごいモノができる気がする。そういやジューコフって名前の自走砲なかったっけ。
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