バストアップ

考えるな感じろ

さて、あなたはこれから「バストアップ」という単語をエントリー内に盛り込まなくてはならない。読み手が不自然さを感じず、かつバストアップという単語を盛り込むのはかなりのセンスが必要になってくる。初心者でも簡単に盛り込むためには一体どうすればよいのだろうか。

  • 突然バストアップしたくなる

素直に「バストアップしたくなった」「明日バストアップします」などの表現で単語を織り込む方法。長い人生、生きていれば一度や二度はバストアップしたくなるものである。女性であれば何だかんだ言っても気になるかもしれないし、男でも自分の胸に全く興味がないとは言えない。ある日バストアップしたくなってもなんら不自然ではない。ただし、これは自分がバストアップしたいと思うからこそ自然にできる方法で、バストアップする気が全くない、胸に関心がない、という状態で書いてしまうと不自然さが文章ににじみ出てしまう。話は変わるが、バストアップしようと思う。
どうだろうか。あまりにも不自然である。私がバストアップに対してさほど興味を持っていないため、読み手が納得できるような自然さが感じられないのだ。初歩的な方法で簡単に使えるが、書き手が心底バストアップに興味を持っていないとできないという欠点があるのだ。

  • さりげなく織り込む

バストアップという単語をあからさまに盛り込んでしまうと、反感を覚える読み手もいるかもしれない。アピールしなければいけないのにこれでは逆効果となってしまう。そこで覚えておきたいのがさりげなく単語を織り込む方法である。「バストアップ」という単語には「バス」「バスト」「アップ」「ストア」などの単語が見出せる。この中で「アップ」はその前に「バスト」がきているため単独では使用できず、「ストア」にいたっては前後に「バ」と「ップ」があるため意味をなさない。このため、実質使える単語は「バス」「バスト」あたりに限られる。そこでこの二つを上手く用いてさりげなく単語を織り込むことになる。例えば、
「3点バーストの弾速がかなりアップしました。略して3点バストアップ」
「昨日は電車が不通になってしまったのでバス(トアップ)で出勤しました」
などである。一見三点バーストやバスに関する話題のようで、読み手も簡単には気がつかない。ただ、やはり本来は必要ない言葉も混ざっているため、注意深い読み手を欺くことはできないだろう。むしろ発覚してブログが炎上してしまう恐れもある。あまりお勧めはできない方法である。

  • サーバストアップケア

今回紹介する方法の中で最も効果的と考えられるのがこの「サーバストアップケア」という単語である。一見「サーバストアップケア」という一つの単語のようでありながら中に「バストアップ」という単語を盛り込んでおり、全く不自然さを感じさせない。ただ、この「サーバストアップケア」はあらゆる局面で使える多くの意味を持つ一方、非常に難解な単語でもあるので*1、使用する際には「難しく言えばサーバストアップケア」というように、この単語が難しい言葉であるという説明が必要になる。説明を怠ってしまうと、読み手がこの単語自体に興味を持たなくなってしまい、バストアップに関心を向けさせることにも失敗してしまう。その点さえ注意してもらえば、「サーバストアップケア」を使うことが今回紹介した方法の中で最も有効な手段と言える。
CNET「読者ブログ」上でSEO業者が検索エンジンスパムな記事を何本も書いている件 - Web屋のネタ帳

*1:残念ながら筆者も意味を把握していない